京都➡︎新大阪で東海道新幹線のぞみ号に乗り、降りた新大阪駅で引退間際の700系新幹線ののぞみ号を見たこの日のプチ贅沢大回りを締めくくるのが、これまた新大阪➡︎天王寺で特急くろしおに乗るというプチ贅沢。普通ならこんなことはしないのですが、新幹線と在来線特急を乗り継ぐと乗継割引が適用されて在来線特急の特急料金が半額になるというので、乗車しました。
新大阪➡︎天王寺のB自由席特急券
今回使用した特急券です。右下に「乗継」と表示されています。自由席の場合、この区間を走る特急ならどれを選んでも大丈夫です。
新大阪と阪和線方面を結ぶ特急は、きのくに線へ入る特急くろしおと、関西空港へ向かう特急はるかの2列車があります。くろしおは1本/時、はるかは2本/時ではるかの方が当たりやすいですが、すべて京都始発で自由席が埋まっている可能性があるため、今回もはるかを見送ってくろしおに乗りました。
新大阪駅の駅名標 (新大阪,2679.10.27)
くろしお、はるか共に新大阪駅は3番のりばの発車です。3番のりば発着の列車はすべて梅田貨物線に入るので、進行方向方の隣駅表示は大阪ではなく西九条になっています。
足元の乗車位置案内 (新大阪,2679.10.27)
足元の乗車位置案内です。くろしおとはるかの乗車位置は異なるので注意してください。また、自由席は新宮方前から2両目と3両目、2号車と3号車ですのでこちらもご注意を。
今回乗車した289系の特急くろしお19号白浜行き
今回乗車したのは289系でした。私はこの289系の非貫通型の顔が好きなのですが、皆さんはどうでしょう。サンダーバードなどの貫通型のほうが迫力があって好きだという人もおられますが。
車内の様子 (新大阪,2679.10.27)
車内の様子です。私は、後ろのほうの座席が好きなので、後ろから2列目の、梅田貨物線から大阪環状線への合流が楽しめる進行方向左側の窓側の座席に座りました。1番後ろでない理由は、窓枠が後ろだけ単体だったからです。後ろから2列目なら、1つ前の3列目と窓を共有しているのでより良い眺めを楽しむことができます。特急サザン指定席の11000系と同じですね。
列車は新大阪を発車後、しばらく京都線と並走したのち大きく右に曲がって梅田貨物線に入ります。ここも間も無く地下化されるというので梅田の一等地を颯爽と駆け抜ける快感を味わえるのも今のうちです。
暫くすると福島駅の真横に入ります。大阪環状線の線路は2階部分、改札口が1階部分なのですが、梅田貨物線は地上のため改札口の真横を通過します。
福島駅の横を通過すると間も無く線路が高架に入ります。まだ渡り線はないので梅田貨物線を走ったまま野田を通過し、初めの停車駅である西九条に到着です。列車は中線の3番のりばに着きました。もともと特急は西九条は全通過でしたが、ユニバーサルスタジオジャパンの開業を機に一部のくろしおが停車になりました。
西九条を出ると、弁天町や大正、新今宮などの快速停車駅も通過し、まもなく天王寺に着きました。
以前にはるか号に新大阪から乗車した際は、天王寺到着前に検札があったのですが、今回は天王寺までに来ませんでした。多分周りから見たら無札乗車に見えたかもしれませんが、きちんと特急券を持ってますよ…
ちなみに、入鋏が入っていないのでもう一度使えてしまいそうでしたから、きちんと降車駅で申告して無効印を押していただきました。
乗車時間は16分でした。平日のラッシュ時は、西九条を通過するくろしおでも20分ほどかかるので、得したような、損したような感じです。
今回はこのようにくだらないことで乗継割引を利用しましたが、例えば新大阪から新宮までくろしおで行きたい場合、普通に新大阪から新宮までの特急券を買うと自由席が1980円ですが、ここに京都〜新大阪の新幹線特急券をプラスすると、新幹線自由席の870円とくろしおの半額990円を足して1860円となり、なんと普通に買うよりも120円安くなるのです。このように乗継割引を利用して特急料金を安くできるのは他にもたくさんありますので、また後日記事にしますね。
ということで今回は新大阪から天王寺という短距離で乗継割引を利用してくろしお号に乗車した模様をお届けしました。ではまた。
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