前回の記事では、マルス券とはどのようなものか、どこで発券できるのかなど、マルス券の基本的なことをまとめました。
第2回目となる今回は、券面に表示される文字や数字などの意味を解説します。
クレジットカードで購入された時に印字される「C制」ってどういう意味?
マルス券をクレジットカードで買うと、左上に四角囲みで「C制」と印字されるのですが、一体どういう意味なのでしょうか。
それは、「Credit Card決済につき払い戻し等に制限あり」という意味。
上のクレジットカードご利用票にも「乗車変更や払戻しの取扱箇所、内容、方法等に制限があります」とあるように、クレジットカードで決済すると払い戻しに制限があるため、マルスの券面にもそれを判別するために「C制」の文字が印字されるのです。
※Twitter上で「Credit Card制度」で「C制」なのではないかとのお声を頂いたのですが、どちらが正しいのか詳しくご存知の方はぜひともコメント欄かTwitterのリプライ欄でご教示頂けると幸いです…
「〇〇駅〇〇発行」って何?
もう見慣れたであろうこのマルス券。しかし、まだまだ訳の分からない表示が山ほどあります。
次に注目するのは、下の箇所、日付の横に印字された「三国ヶ丘駅MK1発行」の文字。「三国ヶ丘駅」は発券した駅だと容易に推測できるとして、この「MK1」とは何を表すのでしょうか。
これは、発券したマルス端末の機種と付番。この例では、三国ヶ丘駅のみどりの券売機 (Midori no Kenbaiki) の1号機で購入したことを示します。
ではここで問題。以下のマルス券の画像は、それぞれどこの駅で発券されたものでしょうか。
では1つ1つ解説していきましょう。
まず1つ目は、例で説明したものと同じ。「新大阪駅みどりの券売機12号機」で発券されたものになります。
2つ目。「MV」という文字はご紹介していませんが、実はこれは「指定席券売機」で発券した際の表示。JR西日本の指定席券売機にあたるみどりの窓口では「MK」と印字されますが、JR東日本やJR四国の指定席券売機で発券した際は「MV」と表示されます。ということで正解は「徳島駅指定席券売機51号機」となります。
そして下2つ、3つ目と4つ目の「F」は、有人のみどりの窓口で発行した際に印字される表示です。これはみどりの窓口でも機種によって異なり、他には「#」・「W」・「@」・「F」・「US」・「UK」・「MR」・「ER」などがあります。
それぞれの詳しい意味については、後日エントリーします。
ということで、今回はクレジットカードでマルス券を購入した際に印字させる「C制」の意味と下部の発券日の横に表示される「〇〇駅〇〇〇発行」の意味を解き明かしました。
次回は、マルス券の台紙に隠された秘密をご紹介します。お楽しみに!
<特集・マルスのあれこれ>
②券面に表示される「C制」や下部に印字される英数字の表す意味とは?
コメント
コメント一覧 (1)
※「マルス設置駅まとめ#2より参照、記憶にあるものもあります
JR北海道
MR52:「MR」
MV50:「MV」
AMV50:「AMV」
JR東日本
MR52:「F」
MV50:「VF」
MV50C:「FC」
AMV50:「VA」
MV60:「VS」
JR東海
MRシリーズは「MR」
MVシリーズは「MV」
JR四国
MR52:「M」もしくは「MR」
MV50:「MV」
AMV50:MVA
JR九州
MR52:「 ー R」
MV50:「MV50 ー 〇」
MV60:「MV60 ー 〇」
AMV50:「AMV5〇」
Kokugo_Railway_
News
がしました