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 南海高野線、泉北高速線の有料特急『泉北ライナー』。

 金色の派手な車体で特徴的なこの列車ですが、なんと大阪府第2の都市・堺市の中心駅である堺東駅を通過してしまいます。

 堺東駅は南海電鉄でも難波、新今宮、天下茶屋の3駅に次いで利用者が多い駅で、駅前には堺市役所や証券会社などが立ち並びます。

 特急でも、高野山方面の観光特急『こうや』や高野線の通勤特急『りんかん』は停車するのに、なぜ『泉北ライナー』だけが通過するのでしょうか。

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 『泉北ライナー』は、泉北ニュータウンやトリヴェール和泉と大阪市内を結ぶ特急です。

 ですから、堺東駅やニュータウンの外にあり、同じく『泉北ライナー』のみが通過する深井駅は、そもそも『泉北ライナー』の守備対象外なのです。

 また、堺東駅は『泉北ライナー』の両発着駅の中間ほどにあり、所要時間はラッシュ時でも和泉中央〜堺東間は20分ほど、堺東〜難波間でも15分ほどで、わざわざ520円の特急料金を払ってまで乗車する価値はありません。

 それならば、堺東駅を通過して速達性を高めたほうがよっぽど良いという判断なのでしょう。

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