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 列車どうしがすれ違うとき、警笛やミュージックホーンが鳴らされるのをよく聴きます。

 しかし、よく考えればなぜすれ違うときに警笛やミュージックホーンを鳴らすのでしょうか。運転士さんどうしの挨拶がわりだというのでしょうか。

 今回はその疑問を解き明かしましょう。

≪下に続く≫

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 そもそも警笛は何のために存在するのでしょうか、全国の私鉄でつくる業界団体『日本民営鉄道協会(民鉄協)』は、このように説明しています。
電車の警笛は、鉄道従事員間の合図として使用されているほか、踏切や駅を通過する際、電車の接近を知らせて危険を回避するために警笛を鳴らすことがあります。
 なるほど、安全のために存在しているわけですね。ということは、運転士さんどうしの挨拶ということではなさそうです。

 そこでYouTubeに投稿されている列車のすれ違い動画を見てみました。

 すると、どうやらすれ違うたびに毎回鳴るわけではありませんでした。しかし汽笛吹鳴標識が必ずしも設置されているというわけでもありませんでした。

 さらに注意深く動画を見ていると、ある共通点を見つけました。

 それは、近くに踏切があること。踏切といっても、必ずしも警笛を吹鳴しなければならない第4種踏切とは限らず、警報や遮断機のある踏切も同じです。

 つまり、踏切付近ですれ違うときに警笛を鳴らすようなのです。

 なぜなのか。それは、対向列車が踏切を通過し終わり、こちらの列車が今から踏切を通過しようとするとき、対向列車側で待っている人はこちらの列車の存在に気づきません。

 すると、せっかちな人は「列車が通過し終わった」と勘違いしてフライングしようとするかもしれません。そうなれば、当然こちらの列車と衝突してしまうわけです。

 ですから、まだ列車が踏切を通過すると踏切待ちをしている人に伝えるために警笛を吹鳴するのです。